○汎用旋盤 ギヤー加工
こんにちは
昨日は、ビジネスマッチングフェアに
行って来ました。
お知り合いの方も出展されてましたので、
ご挨拶と見学させて頂きました。
フェア全体を見ての感想ですが、
加工は、より複雑形状になっているようです。
とても汎用旋盤の出番はなさそうです。
何らかの装置や機器を作っているメーカーさんは、
それらを使った商品を自社で開発し展示してました。
花形産業に使ってもらえるように工夫してました。
話はガラッと変わりまして、
下の写真はごく普通のギヤーの旋盤加工です。
材質 S45C(調質なし)
形状 外径φ150x内径φ70H7x厚み110
この加工単純ですが、手を抜くと痛い目に合います。
以前、材質はSCM415(マルN)でしたが、
同じような形状で、失敗しました。
その時の加工方法
・全長だけ5~6mm残して、内外径を荒引きし、
・常温まで冷ました後、
・4~5mmチャッキングして内外径と片つらを仕上げ、
・ひっくり返して全長を決めました。
片方少しだけチャッキングして、内外径と片つら同時加工です。
何の疑いもなくそのまま納品すると、検査の方からTEL。
最後に、5~6mm削って全長を決めた側の
内径が歪んで小さくなってました。
経験上このようなことは、なかったので、
機上測定だけで納品してしまいました。
ペーパーで何とかなる範囲でしたのでほんの少しです。
確か6個口でしたが、5個歪んでました。
この苦い経験から、このような加工は、
内外径及び全長を、全て荒引きしてから、
常温まで冷ました後、仕上げるようにしています。
ほとんどの場合、最後の工程で全長を決めて
問題ないと思いますが、
こちらの方法が無難だと思います。
※ふだんあまり使わないチップで外形と端面を仕上げました。
黒光りしてますね。
内径は私が砥いだバイトで仕上げました。
白みがかった色です。
写真の撮り方がまずいので見づらいですが、黒光りはしていません。
さて、どちらの方が
よく切れている
バイトでしょう
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