〇汎用旋盤精度確認
こんにちは
最近加工していて、ちょっと気になっていることが
あったので、汎用旋盤の精度を確認しました。
仕上げ用に使っている、6尺タイプの旋盤です。
まず、いろいろと切削テストをしました。
その一つです。
ワークは、丁度あった?
いや、ほんとうは、不良を出してしまった材料ですww
S45C(調質) φ52x580L(切削長さ550mm)
この機械の、ほぼ限界長さです。
仕上げ加工の精度を5箇所マイクロメーターで計りました。
一番センター側を 0(ゼロ)として
-0.01
-0.01 (真ん中)
-0.015
-0.01 (チャック爪ぎりぎり)
といった測定結果でした。
新品購入後、20年使って、550mm削ってこの結果は上出来ですね。
センターの調節もせずにそのまま加工しました。
うちには、6尺タイプの汎用旋盤が2台あり、
荒引き用と仕上げ用に分けて使ってます。
この加工はOKなのですが、他にちょっと気になる
ところがあるので、レベルを見てみました。
水準器を下スボールの上にZ軸と直角に置き、ベッドのねじれを見ます。
Z軸ストロークいっぱいで、
私の使っている水準器(0.02mm/1m)では、
判らないくらい。空気が止まったまま。
次に、水準器をZ軸と平行に置き換えて、ベッドの水平度を見ます。
やはり、Z軸ストロークいっぱいで、
最大1目盛り、チャック側から均一にセンター側が高くなってます。
レベルも問題ありません。OKです。
もともと汎用旋盤のベッドは、中低は不可と規定されてますので、
少し中高に研磨されてます。
今回のベッドの水平度のレベルは、
チャック側が幾分磨耗したと考えるのが、妥当でしょう。
前回レベルを見たのは、阪神・淡路大震災の直後でした。
この機械買ったのがH6年12月10日です。震災がH7年1月17日ですので、
買って一ヶ月目に震度5強揺れました。
さすがにレベルも少しですがくるってました。
それ以来見てませんので約20年レベルくるってませんね。
基礎は、1m以上掘ってます。そこに汎用旋盤すえてますので、
余裕ですww
さて、問題のちょっと気になるところですが、
結果から言って、
今回は何もせず、そのままが最善との結論を出しました。
さまざまな切削テストの結果とレベルの確認を総合して判断しました。
この部分は納入時より、この機械の「くせ」としてほんの少し出ていた
部分です。
メーカーが据付た時にわかってました。
クレームというほどのものではありませんが、後々厄介なこととなるため、
検収後、私が、独自の方法でレベル出しを、再びやりなおして、使ってました。
その結果、20年間使っても今の状態を維持できました。
この方法は、通常の方法ではなく、長い目で見て精度維持が出来るように
考えて取った方法です。
機械の構造や部品の加工方法など総合的なことを知った上でなければ
出来ません。
もちろんこの機械の「くせ」の原因を正確に把握しての行動です。
穴あけもしてませんので、押しコップの状態も良好です。
この機械はまだまだ使えます。
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Sophie Mccleskey (月曜日, 23 1月 2017 07:44)
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