私のメインスピーカーの定格
DS-35B MKⅡ 3ウエイ・密閉方式 DIATONE
低音用 30cmコーン形
中音用 10cmコーン形
高音用 3cmドーム形
最大許容入力 80W
公称インピーダンス 6Ω
出力音圧レベル 90dB
再生周波数帯域 35~20,000Hz
と、このような定格データーです。
このスピーカーは、本来、クラシック音楽向きなのですが、
なぜかボーカルソース中心に聞いてる私はこれを選びました。
理由は、
・重たいがしっかり出ている低音
・弦楽器(とくにバイオリン)がすばらしい
です。
反面欠点は、
・低音が重たい
・中高域(女性ボーカルの高いあたり)のキーンと耳を刺すような音
です。
私は、低音が出てて、しかもその音程がしっかり取れてる音が好みですので、
重ったるい低音をどうもっていくかが、決め手です。
さてセティングです。
まず、重ったるい低音。
基本的セッティングとして、スピーカーと、側壁および後壁および床との距離が、
近いほど低音が増強され、遠いほど低音が少なくなっていきます。
おのおの微妙に違いますので、カット&トライです。
床との距離だけは、最新の注意が必要です。
部屋固有の定在波がありそれをうまくコントロールするのに有効です。
定在波とは、部屋の形状やまわりの家具などの影響で、ある周波数が消えずに残ってしまうことです。この影響をできるだけ少なくなるようにセッティングしていきます。ほんの少しの高さの違いですごく変わりますので時間を掛けてしたほうがいいと思います。
独身時代の私の部屋では、250Hzとその半分の125Hzにこの影響が出ました。
床に厚手のカーペットをしき、対応しました。
それと裏技、
ブロックの上にスピーカを置いてますが、
そのブロックの穴に物をつめて低音をコントロールします。
ダクトの長さを調節するようにつめる位置を少しづつずらして調整して行きます。
つぎに、中高域のキーン音。
レコードプレーヤーのトーンアームのベース部を少し高くします。
通常トーンアームは水平が基本ですが、カット&トライの末、
ようやく見つけた方法です。後に、月刊誌「ラジオ技術」にも同様の方法が紹介されました。自分はすでに実証済みなので少し得意げになりました。
そしてもう一つ、両方のスピーカーを少し内側に向けます。
このことにより、キーン音を包むように目立たなくしてくれます。
それと、LPレコードの録音状態によってレコードプレーヤーの回転数を微調整します。早くすると全体のトーンが上がる為、特に低域がもたついたような録音の場合有効です。(ほんの少しで効果大です)
このスピーカを買うときのエピソードですが、
店員さんが、私のアンプ(A-X5)には
「メーカーが必ずセットで買うように勧めてる
スピーカーがあるのでぜひそれをどうぞ。」
と言ってきかなかったのですが、私は、そのスピーカーの
低域の音程がいまいちだった為、このスピーカーにしました。
何度も何度も聞き比べさせられましたが、気持ちは一度も揺らぎませんでした。
店員さんが、不思議そうな顔をしてたのを今でも覚えてます。
ちなみに、写真で上に乗ってる小さなスピーカーがサブで使ってる
BOSE 101MM
です。
小さいけれどすごく魅力のあるスピーカーです。
「至上最強のチビ」
との異名を持ってます。
このスピーカーについてはまた後ほどということで
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